[阪急のみなさん、おすすめ聞かせて。]
2022.07.15
売場ニュース
神戸阪急で働かれているスタッフのみなさんの「おすすめの〇〇」をエピソードとともに聞くシリーズ。子育てフロアのスタッフに『こどものころに読んだ懐かしの絵本』や『こどもたちにぜひ読んで欲しい絵本』を紹介していただいています。
神戸阪急ライフスタイル・子育て営業部 浦山陽菜
「グリーンマントのピーマンマン」
「ピーマン嫌いな兄と私のために母が読んでくれていた思い出の本です。他の野菜の仲間からも臭い!苦い!と言われ悲しくて泣いていたピーマンが、ある日子どものお口に入ってきたバイキンをピーマンがやっつけて、みんなの大好きなヒーローになるお話です。」と紹介していただいた本は、緑のチェック柄のマントをなびかせたピーマンがカッコよく空を飛んでいる表紙。
手にとって読んでみるとピーマンこうせん・ピーマンアタックといった必殺技でバイキンをやっつけて子どもたちを助けるお話で、ピーマンに入っている強いパワーでバイキンを倒せるんだということが小さな子どもでも分かりやすく伝わるストーリーになっています。特にヒーロー者が好きな子どもたちにとっては、ちょっと苦いピーマンでも「バイキンをやっつけるぞー!」と頑張って食べてくれそう。
嫌われ者でなきむしだったピーマンがバイキンをやっつけるシーンはピーマンが輝いて見えます。
「あ、でも兄はこの本でピーマンが大好きになったのですが、実は私はいまでもあまり好きではないんですけど。笑 それでも、いま思うと母はピーマン好きになって欲しいといろいろ考えてがんばってくれたんだな、と思うのでいい思い出として印象に残っています。」と浦山さん。
「グリーンマントのピーマンマン」は内容も絵のタッチもまったく色褪せない絵本ですが、初版は1980年代に発売された40年来のロングセラー。最近も保育園や幼稚園での食育に使われることも多いとか。長い間、野菜嫌いの子を救ってきた絵本としてこれからもピーマンと子どもたちを仲良しにしてくれそうです。
(なるのだ編集室 押谷友望)