◎10月10日(金)~13日(月・祝)
漆を幾重にも塗り重ね、表面を削ることで層状の美しい模様と光沢を浮かび上がらせる彫漆(ちょうしつ)。
100%漆でできた、浅野独自の色合いや図柄の彫漆箱、堆漆(ついしつ)でつくられた茶杓。
コンテンポラリージュエリー作家の関 美怜との共作の「layer」シリーズのブローチ、ピアスなどのアクセサリーが並びます。
江戸時代から続く「香川漆器」の伝統技法をベースに、現代的な工芸アートへと作品を昇華する浅野の「新しいうるしの可能性」をぜひ感じていただければと思います。
【作家プロフィール】
浅野 絵莉
高松市山間部で季節の移ろいを感じながら制作
「ハレ」のためのうるしを中心に表現したいと考えている
1986年 東京生まれ
2010年 東京藝術大学美術学部工芸科漆芸専攻 卒業
2015年 香川県漆芸研究所研究生課程 修了
2016年、2023年 香川県漆芸研究所研究員課程 修了
Nordenfjeldske Kunstindustri-Museum(ノルウェー)収蔵
『漆芸家100人 現代日本の精鋭たち』阿部出版 掲載