売場ニュース

―没後10年― 後藤純男 展

◎7月22日(水)~28日(火)※最終日は午後4時終了
◎新館7階 美術画廊

"上手く描いただけでは意味がない。そこに祈りの心がなければ……"
千葉県関宿町の真言宗の仏門に生まれ、僧侶となる修行を受けつつ、22歳の院展初入選を機に"仏道を捨て絵画の道を選んだ"日本画家・後藤純男。
"風景の中の仏性"を完成させ、2016年の逝去後も宗教的荘厳さの漂う作品群は今日の日本画壇に比類なき存在感を放ち続けています。
没後10年を迎えた本展では、自然の偉大さと厳しさに心打たれた北海道の風景、美の原点でもあり画家の代名詞となった大和古塔風景など後藤芸術の逸品を集積し、その画業を回顧します。


「錦秋塔映」
◎15P


「晴れゆく山峡」
◎15P


「大和路」
◎8F


「大和路雪景」
◎W6F


「富士」
◎6F


後藤純男
Sumio GOTO

1930年 

千葉県東葛飾郡関宿町の真言宗住職の家に生まれる

1945年 

自宅近くに疎開していた日本画家・伊藤青郊から絵の手ほどきを受ける

1946年 

東京美術学校を受験するが失敗
伊藤青郊の師・川崎小虎の紹介で山本丘人に師事

1947年 

東京美術学校を再受験するが失敗
学制変更により進学を断念

1949年 

山本丘人の紹介により、日本美術院同人の田中青坪に師事
日本美術院への出品の契機となる

1952年 

再興第37回院展で《風景》が初入選
画家として身を立てることを決意
5年間にわたる教師生活に終止符を打つ

1955年 

この頃から1963年頃まで、関西や四国の真言宗などの寺50ヵ所以上を取材

1960年 

この頃から1969年まで北海道各地を取材
層雲峡を中心とした渓谷や滝の連作が生まれる

1965年 

再興第50回院展で《寂韻》が日本美術院賞・大観賞 受賞

1969年 

再興第54回院展で《淙想》が日本美術院賞・大観賞 受賞

1972年 

再興第57回院展で《残照》が奨励賞・白寿賞・G賞 受賞 文化庁買上げとなる

1976年 

再興第61回院展で《仲秋》が文部大臣賞 受賞

1979年 

現代日本絵画展代表団の一員として初めて中国を訪問
これを機に毎年のように中国を取材

1981年 

ネスカフェゴールドブレンドCMに1年間起用される

1984年 

大腸潰瘍のため出血多量となるが一命をとりとめる

1986年 

再興第71回院展で《江南水路の朝》が内閣総理大臣賞 受賞

1988年 

高野山真言宗東京別院の庫裡書院襖絵《高野山の四季》を奉納 東京藝術大学・美術学部教授 就任(88年10月~97年3月)

1993年 

奈良・真言宗豊山派総本山長谷寺の大講堂襖絵《夏冬山水》を奉納

1997年 

東京藝術大学を退官
北海道上富良野町に後藤純男美術館が開館

1999年 

東京・高幡不動尊金剛寺の大日堂襖絵《桂林山水朝暘夕粧》を奉納

2000年 

埼玉県松伏町名誉町民となる 上富良野町社会貢献賞 受賞

2002年 

北海道上富良野町に後藤純男美術館新館が落成

2006年 

春の叙勲にて旭日小綬章 受章

2016年 

東京藝術大学名誉教授となる
第72回日本芸術院賞・恩賜賞を《大和の雪》が受賞
上富良野町特別名誉町民、千葉県流山市名誉市民となる
10月18日逝去



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