売場ニュース
暦の上では立春を迎えましたが、各地では記録的な大雪となり、まだまだ厳しい寒さが続いています。
ほうれん草の旬は、やはり冬。夏場のほうれん草に比べて栄養価が高く、ビタミン類が豊富な上、甘味もぐんと増します。
この時期になると見かけるのが、「寒じめ」ほうれん草。
横に広がるように育ち、葉を深い緑色で肉厚、寒さを受けてぎゅっと縮んだ姿が特徴です。しっかりと濃い緑の葉の中に隠れるように小さい甘い中心の部分は、最後のお楽しみにしたいほどの甘さがあります。
さて、この寒じめほうれん草、ある程度育ったところでハウスの裾を開け、冷たい外気をさらして育てられます。
すると、ほうれん草は地温を下げないよう葉を広げ、凍らないよう自ら糖度を高めてくのです。寒さでぎゅっと締まり、甘みが増したほうれん草はこの時期ならではの味わい。露地のこの寒さに耐えたほうれん草もまるで加糖したかのような甘さで驚くことがあります。
焼売や餃子も旬のほうれん草に変えると深みのある味わいに!
特にえぐみを敏感に感じやすいお子さまへは油でほうれん草の持つシュウ酸を油でコーティングするのもひとつの工夫です。
脂質の多いお肉や、乳製品、チーズ、桜えびなどと合わせ、カルシウムとシュウ酸を口に入る前に結合させるのもおすすめ。今回は、ライスペーパーを使ったもっちり食感が新鮮な「蒸し生春巻き」にして楽しんでみました。
■ほうれん草の蒸し生春巻き
(材料)
ほうれん草 2~3束、豚ひき肉 100g、しょうが 1片、塩こうじ 小さじ2、ごま油 大さじ1、ライスペーパー(小)6枚
(作り方)
①ほうれん草を茹でて、水にさらし水気をしっかりと絞って細かく刻む。しょうがはみじん切りにする。
②ボウルに豚ひき肉と塩こうじ、しょうがを加えてよくこねる。
③①のほうれん草をもう一度軽く絞って、②に加えて混ぜる。
④ライスペーパーをぬるま湯にくぐらし、③をのせ両端を折りたたみ包む。
⑤蒸気の上がった蒸し器で約8分蒸す。好みでラー油や酢醤油を添える。
ほうれん草の定番と言えばお浸し。
茹ですぎず、水けを絞りますが、葉を傷つけすぎないように。おかか醤油で頂く手軽なお浸しも美味しいですが、出汁に浸す「つけ地」のお浸しは、一緒に浸す素材を変えるだけで楽しみ方は幾通りにも広がります。ごま、桜えび、ハム、きのこ類、柚子、湯葉など。
■ほうれん草のお浸し
ほうれん草 3株、(つけ地)出汁 150㏄、薄口しょうゆ 大さじ1弱+塩少々
<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ
百貨店・野菜ソムリエ協会講師、レシピ提案等で活躍中。
長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。
※記事に掲載されたイベント情報や商品は、売り切れ・変更・終了する場合がございます。
※売り切れの節は、ご容赦ください。
※表示価格は、消費税を含んだ税込価格です。