三寒四温。
寒さと暖かさを繰り返しながら、季節は少しずつ春へと向かっています。
売場にも、春を告げる花芽野菜たちが並び始めました。
芽キャベツ
芽キャベツを初めて収穫前の姿で見たときは驚きました。土から伸びた一本の茎に、小さな球がポコポコと連なって育つ姿はまるで植物のオブジェ。何とも印象的でした。
名前は芽キャベツですが、キャベツの芽ではありません。祖先はケールに近い野生種。そこから葉が発達したものがキャベツ、芽キャベツは枝分かれし、葉の付け根の「わき芽」が2~3㎝ほどの小さな球に結球した別品種です。多いものでは一つの株に50個以上も球がつくそうで、子持ちキャベツとも呼ばれています。
周りを一枚はがしても、半分にカットしても、ミニチュアのキャベツのような可愛いらしさ。冬のキャベツ以上に中心までみっちりと芽が詰まり水分は少なめ。生で食べてみるとしまった固さを感じます。
実は、小さい球には、一般的なキャベツ以上にビタミンCやカロテン、食物繊維等豊富に含まれています。加熱すると中心に向かってホクっとした食感に変わり、どこか親戚でもあるカリフラワーにも通じるほろ苦さの奥から甘やかで深みのある風味を感じます。
個人的に蒸したり、オイル煮もオススメなのですが、今回は芽キャベツの持つギ奥深い甘さを引き立てるために、脂の旨味と塩気のあるパンチェッタを合わせ、オーブンでじっくり焼いてみました。
外側は香ばしく、中はホクホク。パンチェッタの塩気に重なる芽キャベツの甘さが後を引き、ついもう一つと手が伸びる季節のおつまみです。
芽キャベツのパンチェッタ巻き
(材料)芽キャベツ パンチェッタ(またはベーコン)
(作り方)
① 芽キャベツは根元を薄く切り落とし、火の通りをよくするために小さく十字の切込みを入れる。
② パンチェッタを巻きつけ、オーブンシートを敷いた天板(または耐熱皿)に並べる。
③180℃に予熱したオーブンで約20分焼く。仕上げにバルサミコ酢を軽く煮詰めたものをかけても!
<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)野菜ソムリエプロ
百貨店・野菜ソムリエ協会講師、レシピ提案等で活躍中。長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。
※記事に掲載されたイベント情報や商品は、売り切れ・変更・終了する場合がございます。
※売り切れの節は、ご容赦ください。
※表示価格は、消費税を含んだ税込価格です。