桜も満開に近く、風までも優しく桜色に染まる季節です。
新しい春の門出を迎えられた皆さま、この度は誠におめでとうございます。
桜と同じくヨーロッパで春を告げる野菜のひとつと言えばホワイトアスパラガスだそう。そして私たち馴染みのあるグリーンアスパラガスも鮮やかな緑、軽やかな瑞々しい歯ごたえ、そしてうま味と甘さ。ホワイトアスパラガスとはまたひと味違う魅力で春を感じさせてくれる野菜です。
アスパラガスがニョキっと姿を現した姿を見た事がありますでしょうか?
気温と地温が整うと、何と一日に6~8㎝も伸びるほどの生命を見せます。このパワーの源が、アミノ酸の一種である「アスパラギン酸」。アスパラガスから発見され名前の由来にもなっています。
代謝を助けて疲労物質を取り除き、心身のリカバリ―をサポートしてくれる成分として知られています。
さらに、デトックス効果が期待される「グルタチオン」も含まれていて、身体の内側から整えてくれそうなエネルギーがいっぱい。アスパラガスの勢いある力強い成長も、穂先に豊富に含まれるアスパラギン酸によるものなのだそうですよ。
細いアスパラガスは手早くさっと炒めるだけでシャキシャキとした食感と風味が際立ちます。
豊富な脂溶性のビタミン類も油と一緒に調理することで吸収率もアップ!太めのアスパラガスは驚くほどジューシーな水分を蓄えています。丸ごと姿一本のまま焼いたり、蒸せば瑞々しさを思いっきり堪能できます。
素材本来の甘さや香りがより味わえます。蒸し時間は、太さにもよりますが、蒸し過ぎると鮮やかな色と食感が損なわれてしまいます。蒸し時間は5分以内(電子レンジ加熱であれば1分以内)の目安が個人的にオススメです。
さて、アスパラガスはうまみ成分のグルタミン酸が多い野菜のひとつ。
茹でる際には下部の剥いた皮も塩ひとつまみと合わせて一緒に鍋に入れることで、茹で汁が美味しいい野菜出汁(べジブロス)に変わります。
アスパラガスの旨味を吸わせたアスパラガスの春リゾット
<材料(2人分)>
米(洗わず使用)1/2カップ
アスパラガス 太いもの3本~細いもの10本
アスパラガスの茹で汁 360~400ml(米に対して約4倍)
新たまねぎ 1/8個
オリーブオイルまたはバター 適量
パルミジャーノレッジャーノ、塩、胡椒 適宜
作り方
①アスパラガスを茹でる。アスパラガスの皮と水を入れ沸騰させ、塩ひとつまみとアスパラガスを加えてさっと茹で食べやす切っておく。
②別の鍋にオイルを熱し、みじん切りにした新たまねぎを炒める。しんなりしたら米を加え、米が熱くなったら、温めた茹で汁を米が浸る位まで注ぐ。
③弱めの中火で15分ほど煮る。煮汁が少なくなったら茹で汁を加えるがあまり触り過ぎないよう時々混ぜる。
④仕上げに、茹でて食べやすく切ったアスパラガスを加え、米の芯がほんのり残る程度で火をとめる。チーズをたっぷり削り、塩、こしょうで味を整える。
これから最盛期を迎えるアスパラガス。
凝縮された成長パワーを味方につけて、健やかで実り多いスタートとなりますように。
因みにアスパラガスは手にしたその日にいただくのがいちばん。保存する場合は冷蔵庫で立てて保存がオススメです。
<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)野菜ソムリエプロ
百貨店・野菜ソムリエ協会講師、レシピ提案等で活躍中。長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。
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