売場ニュース

2025.6.9

“美しい”がある部屋。使う・飾るで楽しむアートのある暮らし

◎6月11日(水)～
◎7階　キッチン&ダイニング

お気に入りのインテリアや雑貨と同じように、アートも“暮らしの一部”として楽しんでみませんか。
形や質感、色の深み...使うたび、眺めるたびに静かに心を動かすアートピースは、空間にさりげない個性と奥行きをもたらします。
今回は、やわらかな造形が楽しい「能作」の錫100％の器と、クラシカルで現代的な「深川製磁」の磁器作品をセレクト。あなたの暮らしに自然と溶け込む、美しい“かたち”をご紹介します。

フランス人デザイナー、シルヴィ・アマールが手がけた、錫100％の小皿。錫のやわらかさを活かし、四隅や曲面を自由に曲げて形を変えられるユニークな器です。
鋳肌のマットな質感と繊細なフォルムは、ピクルスなど色鮮やかな前菜から、チョコレートのような深い色合いのデザートまで、美しく引き立てます。食卓でアートを楽しむ、そんな時間を演出してくれる一品です。

「能作」
エマルジェンス　(約幅100×奥行100×高さ2mm)　6,600円
※高さは底面から縁までの高さとなります。
※全て手仕事で製造しているため、個体差があります。
販売期間：7月15日(火)まで

こちらもシルヴィ・アマールが手がけた、錫100％の小皿。錫ならではのしなやかさを活かし、片側だけ立ち上げたり、くるりと円すい形に変形させたりと、形を自在に変えられるデザインが魅力です。
鋳肌の穏やかな光沢が、フルーツや小菓子を引き立て、テーブルに華やかさと遊び心を添えます。ティータイムのアクセントとしてもおすすめです。

「能作」
エクスクルーシブ　(約直径120×高さ2mm)　6,600円
※高さは底面から縁までの高さとなります。
※全て手仕事で製造しているため、個体差があります。
販売期間：7月15日(火)まで

欧州のアールヌーボーに影響を受けた明治期の輸出品をもとに、「深川製磁」が現代に再構築した〈波鮎置物〉。釉下彩の技法により、鮎の表情にどこかユーモラスなやさしさが漂います。
絵付士・福田秋水による繊細な絵付けと、エアブラシを用いた幻想的な色彩表現が魅力。アートと伝統が共存する、存在感ある一点です。

「深川製磁」
明治釉下彩波に鮎　波鮎置物　(約幅19×奥行13.5cm×高さ14cm)　220,000円
販売期間：6月24日(火)まで

初代忠次が自然をモチーフに残した意匠の系譜を受け継ぐ〈かわせみ置物〉。かつては染付や青磁で具象的に表現されていた小鳥の姿を、現代のミラノコレクション『墨』技法によりモダンに再解釈。
繊細で洗練された彩磁の魅力が、かわせみのしなやかさと生命感を引き立てます。暮らしにそっと寄り添う芸術品です。

「深川製磁」
かわせみ置物　(約幅17×奥行14.5×高さ11.5cm)　253,000円
販売期間：6月24日(火)まで

江戸時代に海外輸出用染付磁器を焼いていた古窯“谷窯”。その伝統は今も「深川製磁」の製陶思想に息づいています。明治27年、初代深川忠次は玉のような透明感を持つ透白地を目指し、焼物の芯まで焼き切る独自の焼成法“とんぼ窯”を確立しました。
1300℃以上の高温で還元焼成される透白磁は、「深川製磁」でも稀有なクオリティを誇ります。本作品では、獅子が珠をしっかりと前足で掴み、力強く座る姿が力強く表現されており、気品あふれる存在感を放ちます。

「深川製磁」
谷窯泉山青磁　珠獅子置物　(約長さ21×胴幅12×高さ 12cm)　385,000円
販売期間：6月24日(火)まで