ハンガリーが世界に誇る手描き磁器の名窯「ヘレンド」から、熟練の技を持つマスターペインター、ラースロー・タルトー氏が来日し、阪急うめだ本店にて絵付け実演を披露いたします。繊細かつ高度な手描きの伝統を継承し、進化を続けるヘレンドの真髄を間近でご覧いただける貴重な5日間です。



　「ヘレンド」磁器絵付けの神髄を間近で体感　
開窯当時から受け継がれる「ヘレンド」磁器絵付けの貴重な技を、タルトー氏がその場で実演いたします。息をのむような筆さばきと、磁器の上に次々と描かれる美しい文様は、まさに芸術そのもの。「ヘレンド」の作品がどのようにして生み出されるのか、その制作過程を肌で感じられるまたとない機会です。 実演では、自然をモチーフにハンガリーの草原で揺れるワイルドフラワーの風景を描いたフローラルガーデンシリーズや、ふわふわの羽毛が愛らしい森のフクロウの子供たちを描いたフクロウベビーシリーズなど、タルトー氏の手による珠玉の作品も展示販売いたします。
＜実演作品例＞
フローラルガーデン ティーカップ＆ソーサー（容量約200ml） 242,000円
フローラルガーデン デザートプレート（直径約19㎝） 165,000円
フクロウベビー プラケット(幅約18×16㎝) 253,000円



　来日ペインター　ラースロー・タルトー氏　
1979年ヘレンド近郊タポルツァ生まれのラースロー・タルトー氏は、1996年にヘレンド付属学校を卒業後、主にフラワーペインティング部門でその才能を発揮。2009年には「ヘレンド」の称号マスターペインターを授与されました。ビジターセンターでの豊富な実演経験に加え、菓子職人オリンピックでは砂糖菓子でできたティーセットにヴィクトリア・ヒストリックの絵付けを行うなど、多岐にわたる活躍が専門技術賞として認められています。

　「ヘレンド」のマスター制度とは　
「ヘレンド」では、約320名のペインターのうち、わずか15名のみがマスターペインターの称号を授与されています。付属の養成学校を卒業後、入社が認められた優秀な人材の中でも、ヨーロッパ風写実画、ペルシャ風細密画、シノワズリ(東洋画)のすべての画法を修得し、厳格な審査をクリアした者だけがこの栄誉ある資格を得ることができます。 マスターペインターは、自作の裏にフルネームのサインを許され、複雑な絵付けや限定品、記念制作、さらには国家元首への外交的な贈り物といった重要な作品を手掛けます。また、途絶えた技術の復元や新しい手法への挑戦、そして後進の指導も彼らの重要な使命です。
開催概要
「ヘレンド」マスターペインター ラースロー・タルトーによる絵付け実演のご案内
実演場所： 阪急うめだ本店7階 特選食器「ヘレンド」
実演日時： 2025年6月25日(水) ～ 6月29日(日)の5日間
1回目：午前11～午後12時半
2回目：午後2時～午後3時半
3回目：午後4時半～午後6時
※最終日6月29日(日)は2回目で終了いたします。

この機会に、「ヘレンド」が誇る職人技と、マスターペインターが生み出す唯一無二の美の世界をぜひご堪能ください。