◎10月8日(水)〜10月14日(火)
◎1F コトコトステージ12
デジタルが当たり前になった今、あらためて手仕事のもつ温もりに注目が集まっています。江戸時代から続く名古屋・有松に受け継がれる染色の知恵をルーツに、ドイツの現代的デザインアプローチを融合させた「suzusan」。「Togood」とのコラボレーションを交え、多彩なクリエイションをご紹介します。
ーsuzusan(スズサン)
伝統と現代が交差し、新たな出会いを紡ぐ一週間
名古屋・有松。かつて東海の間の宿(あいのしゅく)として栄えたこの小さな地域で、400年以上にわたり受け継がれてきた “有松鳴海絞り”。布を畳み、括り、縫うといった手仕事から生まれる繊細な模様は、100種を超える技法となり、和装文化を長く彩ってきました。その伝統に新たな息吹をもたらしたのが、五代目・村瀬弘行。欧州でアートを学ぶなかで地元の文化的価値に改めて気づき、2008年にドイツ・デュッセルドルフでブランド「suzusan」を設立。現在はパリ、ベルリン、ニューヨークをはじめ現在は、世界29か国120店舗で展開し、職人の手仕事が国境を越えて届けられています。
今回のイベントテーマは “染める”。布を染め上げる営みを通じて文化や人をつなぐ力に光を当て、副題 “COME TOGETHER”に込められた “共に創造し、未来を生み出す”思いを体現します。ビートルズの名曲に由来するこの言葉には、分断を超えて共に進もうという力強いメッセージが重なります。
ーsuzusan × Toogood(トゥーグッド)
ロンドンのデザインスタジオ「Toogood」との協働では、シーズンを終えたデッドストックの服を有松に送り、絞りや染めを施すことで唯一無二の衣服へと再生。均一性ではなく、手の痕跡や偶然性を価値とするアップサイクルの新しい形を、藍染めや草木染めといった表現方法の模索を通じてお届けします。
-suzusan × 深喜毛織(フカキケオリ)
大阪・泉大津で100年以上の歴史を持つ紡績メーカー「深喜毛織」との取り組みも登場。羊毛やカシミヤを原毛から紡ぎ、昔ながらの製法で作る「深喜毛織」。製作過程で出た残糸を活用して生まれた、厚みと色彩に富んだニットを「suzusan」が絞りで染め上げました。日常に取り入れやすいファブリックアイテムとして暮らしに彩りを添えてくれそうです。
-suzusan
「suzusan」の核であるカシミヤニットコレクション。カシミヤに有松の絞り染めを施したストールやウェアは、ブランドを象徴するアイテム。流行を超えて長く愛用できるタイムレスな存在として、今回のイベントでも重要な役割を担います。
-紀平佳丈(キヒラ ヨシタケ)
愛知を拠点に活動する木工作家。彫刻を学び、家具職人を経て独立した紀平佳丈は、木という素材と向き合いながら一点一点を丁寧に形づくってきました。繊細なディテールと自然のままの表情が共存する作品は、暮らしに静かな美を添えます。紀平は「suzusan」の村瀬弘行と同郷であり、ともに彫刻を学んだ背景を持ちます。木と布、異なる素材を通じてそれぞれの表現を紡ぎ続けています。
今回のイベントでは、異なる分野のクリエーションが ”染める”というテーマのもとに集い、多彩な表現がひとつの場で響き合います。まさに “COME TOGETHER” という名の通り、その瞬間にしか生まれない特別な出会いが広がります。ぜひコトコトステージ12にて、その豊かな世界観を体感してください。
名古屋・有松。かつて東海の間の宿(あいのしゅく)として栄えたこの小さな地域で、400年以上にわたり受け継がれてきた “有松鳴海絞り”。布を畳み、括り、縫うといった手仕事から生まれる繊細な模様は、100種を超える技法となり、和装文化を長く彩ってきました。その伝統に新たな息吹をもたらしたのが、五代目・村瀬弘行。欧州でアートを学ぶなかで地元の文化的価値に改めて気づき、2008年にドイツ・デュッセルドルフでブランド「suzusan」を設立。現在はパリ、ベルリン、ニューヨークをはじめ現在は、世界29か国120店舗で展開し、職人の手仕事が国境を越えて届けられています。
ロンドンのデザインスタジオ「Toogood」との協働では、シーズンを終えたデッドストックの服を有松に送り、絞りや染めを施すことで唯一無二の衣服へと再生。均一性ではなく、手の痕跡や偶然性を価値とするアップサイクルの新しい形を、藍染めや草木染めといった表現方法の模索を通じてお届けします。
大阪・泉大津で100年以上の歴史を持つ紡績メーカー「深喜毛織」との取り組みも登場。羊毛やカシミヤを原毛から紡ぎ、昔ながらの製法で作る「深喜毛織」。製作過程で出た残糸を活用して生まれた、厚みと色彩に富んだニットを「suzusan」が絞りで染め上げました。日常に取り入れやすいファブリックアイテムとして暮らしに彩りを添えてくれそうです。
「suzusan」の核であるカシミヤニットコレクション。カシミヤに有松の絞り染めを施したストールやウェアは、ブランドを象徴するアイテム。流行を超えて長く愛用できるタイムレスな存在として、今回のイベントでも重要な役割を担います。
愛知を拠点に活動する木工作家。彫刻を学び、家具職人を経て独立した紀平佳丈は、木という素材と向き合いながら一点一点を丁寧に形づくってきました。繊細なディテールと自然のままの表情が共存する作品は、暮らしに静かな美を添えます。紀平は「suzusan」の村瀬弘行と同郷であり、ともに彫刻を学んだ背景を持ちます。木と布、異なる素材を通じてそれぞれの表現を紡ぎ続けています。
今回のイベントでは、異なる分野のクリエーションが ”染める”というテーマのもとに集い、多彩な表現がひとつの場で響き合います。まさに “COME TOGETHER” という名の通り、その瞬間にしか生まれない特別な出会いが広がります。ぜひコトコトステージ12にて、その豊かな世界観を体感してください。
村瀬 弘行(ムラセ ヒロユキ)
株式会社スズサン 代表取締役 CEO兼クリエイティブディレクター。2003年渡英。翌年にはドイツ・デュッセルドルフへ移住。2008年在学中に出会った友人とともにブランド「suzusan」を設立。
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株式会社スズサン 代表取締役 CEO兼クリエイティブディレクター。2003年渡英。翌年にはドイツ・デュッセルドルフへ移住。2008年在学中に出会った友人とともにブランド「suzusan」を設立。
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